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蕪村周辺探索


若き日の蕪村(その六~その十)
若き日の蕪村像(『新花摘』・月渓筆) 次のアドレスに、下記のような呉春(松村月渓)の年譜が記述されている。この年譜の[1784年、蕪村旧稿「新花摘」の挿絵を描き上梓]のとおり、天明四年(一七八四)に、蕪村没後に、蕪村が生前に書き留めていたものを『新花摘』(月渓の跋文では...
seisei yahantei
2024年12月10日読了時間: 98分
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若き日の蕪村(その一~その五)
若き日の蕪村(一) ○ 尼寺や十夜にとどくさねかづら(元文二年) 画俳二道を極めた与謝蕪村が、宰町の号をもって始めて世に登場するのは、元文二年(一七三七)、二十二歳のときの、掲出の句(手紙を見る女性像とあわせ)がその初出である。...
seisei yahantei
2024年12月9日読了時間: 131分
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蕪村の奇想画(その一~その七)
その一 猫股 『蕪村全集四 俳詩・俳文』所収「妖怪絵巻」(猫股) 蕪村が、宝暦四年(一七五四)から七年(一七五七)にかけて寄寓していた京都・丹後・宮津・の見性寺の欄間に張られていたものと伝えられている『蕪村妖怪絵巻』(ブソンヨウカイエマキ)は、通常の蕪村画とは異質の「奇想...
seisei yahantei
2024年12月8日読了時間: 7分
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蕪村の花押(その一~その五)
(その一) (書簡 A) 上記の書簡は、宝暦七年(一七五七)、蕪村、四十二歳時の、丹後の宮津(現・京都府宮 津市)から京都の知友・三宅嘯山宛てに、丹後滞在中の近況を報じたものの後半の部分で、 その文面は次のとおりである。...
seisei yahantei
2024年12月2日読了時間: 39分
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若冲と蕪村の「蝦蟇・鉄拐図」
若冲は「名遂(と)げぬ。事畢(おわ)りぬ」(「碣銘」)の、「釈迦三尊像」(三幅)そして「動植綵絵」(三十幅)完成以後の五十代、六十代の作品は多く残らない。 明和七年(一七七〇)十月、父の三十三回忌に当たり、その三尊(三幅)および綵絵(三十幅)の寄進の全てが終わる(「位牌銘...
seisei yahantei
2024年12月2日読了時間: 12分
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蕪村と月渓が描いた陶淵明像
蕪村は、延享元年(一七四二、寛保四年二月二十一日に延享と改元)に、野州(栃木県)宇都宮において、『寛保四年宇都宮歳旦帖』(紙数九枚・十七頁、中村家蔵)という小冊子の歳旦帖を出し、俳諧宗匠として名乗りを上げる。そこに「巻軸」と前書きを付して、「古庭に鶯啼きぬ日もすがら」の自句...
seisei yahantei
2024年12月1日読了時間: 6分
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雪舟と探幽の「瀟湘八景」そして蕪村の「夜色楼台図」(その一~その三)
(その一) 図1 雪舟筆「瀟湘八景」(狩野探幽「写」: 寛文十一年《一六七一》「写」=紙本墨画、巻子装、三三・一×五二〇・九cm、早稲田大学図書館 )のうちの「烟寺晩鐘」 図2 雪舟筆「瀟湘八景」(狩野探幽「写」: 寛文十一年《一六七一》「写」=紙本墨画、巻子装、三三・一×...
seisei yahantei
2024年11月30日読了時間: 52分
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夜色楼台図
(図1 「 夜色楼台図」 蕪村筆) 蕪村の水墨画の二大傑作画は、「夜色楼台図」と「峨嵋露頂図」が、その双璧を為すことであろう。「夜色楼台図」(紙本墨画淡彩、一幅、二八・〇×一二九・五cm)が、蕪村の、その生涯の実生活を背景としている「実」たる「俗」の「京都の東山」をモチ...
seisei yahantei
2024年11月29日読了時間: 20分
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蕪村の絵文字(十一~十五)
(その十一) 『蕪村全集五 書簡』所収「四三四 安永末~天明三年 二十三日 おとも宛」柿衛文庫蔵 末尾の「おともどのへ 用事」の「おとも」とは、蕪村の細君である。この書簡の内容は、「きのふより杉月(さんげつ)に居つゞ(続)けいたし」と、三本樹(木)の料亭、杉月楼に居続けて...
seisei yahantei
2024年11月29日読了時間: 33分
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蕪村の絵文字(六~十)
(その六) 『蕪村の手紙(村松友次著)』所収「一六 あらやかましのはいかいせんぎやな」 『蕪村の手紙(村松友次著)』では、安永七年(一七七八)十一月十六日付け百池宛ての書簡としているが(上記の西暦=一七五一は誤記)、『蕪村書簡集(大谷篤蔵・藤田真一校注)岩波文庫』では、「...
seisei yahantei
2024年11月28日読了時間: 19分
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蕪村の絵文字(その一~その五)
(その一) 『蕪村全集五 書簡』所収「四一七 天明元~三年 夏 百池宛て」 「半」を八つ書いて、「八半」=「夜半(蕪村)」の駄洒落。 「池・ち・千」を「百」(「百」はない。「百」の意に使っているか?)書いて=「百池」の駄洒落。...
seisei yahantei
2024年11月27日読了時間: 9分
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窓辺の蕪村
「窓辺の蕪村(像)」(呉春=月渓筆・上記の書簡=蕪村の芭蕉の時雨忌などに関する書簡)=『蕪村全集五 書簡』所収「口絵・書簡三五一」 上記の「窓辺の蕪村(像)」の軸物は、上段が蕪村の書簡で、その書簡の下に、月渓(呉春)が「窓辺の宗匠頭巾の人物」を描いて、それを合作の軸物仕立...
seisei yahantei
2024年11月25日読了時間: 5分
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